Log-book on my HP822

梅雨が明けてダイビング三昧・・・てな事なく日々が流れる。
ただ、この台風が来ない時期に・・・と、就職中は無理だった、株主優待より安いバーゲン価格での実家への帰省(墓参り)
に行って来た。今年は税金、保険料が高くて、バイトしてても余裕で赤字。以前の様に頻繁には戻れないが、
こうして節約しつつ、湯治や懐かしき古を求めて・・・



南東の風 曇り時々晴れ 波高1m

このところ、波高1mのベタベタが続いていたが、色々と先約があって潜りに行けず。
台風5号がフィリピン東に発生したので、とりあえず土曜は行っておかないと。

朝5時に起き、猫達の世話をした後、6時前には車を走らせた。
少し早めに出たが、平日なのでトラックをはじめ、車が多い。
辺戸岬には8時前に到着。







23/07/22<辺戸西カレント>曇り


波高1mが続いているので、展望台で海況を見る事もあるまい。
機材をセッティング、辺戸西に向けて、獣道をテコテコと。
今日は中潮。最大満潮は9時半頃で、丁度、最大満潮時だ。
潮どまりか、流れていても上げ潮。砂をカイボるにはもってこい。
満潮位で胸元まであったが、波は弱く「心配波止場」へ向かった。
周囲の風景を見ながら,大体でエントリー。
波が無いのでエアを節約する意味でも、ひたすら水面移動で沖へ。
なので、確実に「二つの塔」に辿り着けた。
予想通り流れは無く、普段はココラで潜降するのだが、少し足を延ばしてと。



水深10mで見る「西回廊」は、水面から見ると小さなクレバスにしか見えない。
このまま「カレント」まで移動してもいいのだが、時折、漁船が通過する場所なので
いつでも潜降出来る様に用意していても心配。
「西回廊」を過ぎて、上げ潮を感じたのと、「チブル珊瑚」に御挨拶せねばならんので潜降開始。
「チブル珊瑚」に御挨拶し、「カレント」に到着。4分で到着と、過去最短。普段より8分程度、節約出来た。

海中岬周囲にはバラフエダイ含め、沢山魚が群れていたが、コレといった大物の姿は無し。

CUT


カメラのセッティングをしながら「文室」へ潜降す。
オーバーハングの裏には・・・な〜んも。
大きなヤギをウサギさん探しするも、これまた居らず、そのまま、水深50mの世界へ。

洞内にはな〜んも。なので、早速、「ネット・サルベージ」事業開始。
「洞内」を広く浅く1袋採取。でもって、「内路+外路」をもう1袋。
エア残はまだ120あるが、既にデコタイムが6m2分。無理は出来ない。
徐々に深度を上げつつ、普段はスルーする、大きな青いヤギをウサギさん探し・・・も、な〜んも。

「誘い回廊」でエアボトルを投入し、クレバスから顔を覗かせると・・・流れ無し。
なので、早々に宙空移動開始。水深15mレベルをしばらく岸へ向ける。
上げ潮も無いので、ショートカットして帰路を急いだ。満潮位だと、礁原上は逆潮となるので、
出来るだけ東で、獣道の出口前に着ける様にエアを持たさねばならないから。
水深10mレベルで東へ東へ。「指差し岩」を遠目に見ながら道を見失わない様に気を付けつつ。
デコクリアし、エア残も30残して余裕のエグジット。
見事に獣道出口沖ではあったが、礁原上は波が多少あるので、戻り辛かった。
・・・が、重い砂を持って戻るには楽〜

log1590
最大水深(Max.depth)(m)49.2m
潜行時間(time)(分/minute)51分
平均水温(Min.temperature)(℃)27℃
潜行場所(point)辺戸西カレント
潮(tide):中潮 満潮
遭遇 (encounter)なし
収穫 リュウグウケボリ(美) アカネケボリ(並) (並)
ウミナシジダカラ(美)×2  シロオビコダマウサギ(美)
ジュズダマダカラ(並)&幼 (美)


近くの日影で「内路+外路」を捌いてみたら、リュウグウケボリ発見!
しゅるりんさんに差し上げた砂に含まれたものも入れて、年に3個は新記録。
しゅるりんさん曰く
「立て続けにリュウグウケボリや〜 違うのがええねん。」
・・・ったく、この贅沢モノめっ!






23/07/22<辺戸西ラビリンス>曇り時々晴れ

2本目は予定通り「ラビリンス」方面へ。
既に最大満潮から3時間経過しており、潮位は落ちてはいるが中潮。
股下あたりなので、歩き辛い上に機材の重さは緩和されない。更にこういう時に限って晴天。
さっきまで曇っていたがな!
とりあえず、放置した機材を確保して、休まず歩いたはいいが、さすがにグロッキー。
途中のタイドプールにしばし浮かんで休憩。
岩影にはサザナミヤッコの幼魚が2匹居り、好奇心旺盛で俺の近くをウロウロ。写真に撮ろうかと構えると逃げるのはいつもの事。
息が整ったところで、礁原を再び歩く。
出来るだけ西寄り、大体の場所で沖へ。1匹のアオウミガメが俺を沖へ誘う。
フィンを履き終えると、目の前を5匹のオニヒラアジが通過。カメラをUPしている間に去ってしまった。
いつもの小路が見つからず。前回と違って流れは緩いので、出来るだけ西寄りを沖へ。
見知らぬ景色が続き、水深15mレベル。不安になって流されてみる。
と、うっすら海中山脈が見えて来たのでひと安心。
斜面を断崖へ向けた。流れはいい感じ。前回の様な酷さは無い。
と、沖からチラチラと輝くモノ達が接近!ギンガメアジだっ!
直ぐにカメラを向けてパチリ。奥からは集団が迫ってきている。



なので、広角レンズを取り出して装着・・・も、このレンズ、なかなか巧く溝にはまらない。
無理すると、轍が削れて使えなくなってしまった過去があるので、慌てずに・・・
なになに、婚姻色のカップルも居たし、この時期の奴らは逃げない・・・はず。
何とか装着出来たが・・・既に群れは沖へ去ってしまっていた。なんだかなぁ。
かなり沖の深場に奴らの姿が見えるが・・・しばらく待ってみる。
流れは次第に強まり、大物が集まってきてお祭り状態に・・・ならず。
1匹のイソマグロ中が通過しただけ。
エア残120でな〜んも居らず。これで3度目なのに「3度目の正直」にはならず。
「2度ある事は3度ある」ってか?
チラチラと沖の底付近に屯していたギンガメ達の姿も、最早見えず。
しゃあないので、北壁に移動してみる。ココらにギンガメやイソマグロが群れていた過去があるのだ。
・・・が、居たのはキショいアカモンガラ達が舞っていただけ。う〜む・・・
しばし、そこでも待ってみたが・・・な〜んも。
このまま、流されて帰路につくのもなぁ。何か居ないものか・・・
と、更に北の深場で、チラチラと魚影が見える。
もしかしてギンガメアジの群れ?淀みから外れるので、流れが不安ではあるが・・・
エア残は110あるのと、流れは酷くは無いし、何処でもエグジット出来るし。
「ええい!ままよっ!」
と、斜面を流れに乗って潜降開始。ところが、それはテングハギだった。マジかよ・・・
しかし、その更に奥にアジの形をしっかり確認すると共に、アチラからブワワ〜!

キタ――――――――――(゚∀゚)――――――――――――!!

CUT
ギンガメ軍団キタ――――(゚∀゚)―――――!!
「ラビリンス」では稀な深場での遭遇(てか、突撃)。流れが酷い場合は自殺行為だが、余裕あったのでなんとか。




ギンガメ軍団がやって来た!今回は既に広角レンズを装着しているのでモーマンタイ。



迫りくる群れをバシバシと撮影。しかも、上空をイソマグロ大が時折通過して行く。
イソマグロは群れではないが・・・一応、ギンガメとのコラボではある。



久方ぶりの至福のひと時が過ぎ、群れは更に沖へ消えてしまった。



エア残は80。水深33mと深場ではあったが、まだ、デコタイムは出ていない。
流れも予想外に弱いので、無事に浅場へ上がれた。
普段より沖に流されてはいたが、斜面を登って水深15mレベルまで戻り、更に岸に向ける。
そのまま斜面を水深15mレベルで流された。
目の前に大きなクレバスが見えた。「西回廊」だ。先程、水面からは細い筋にしか見えなかったが
やはり大きい。辺戸西では、見覚えのある景色に辿り着ける事が何よりの安定剤である。
流れは緩いので、少し砂をカイボろうかと、深場へ。
が、これといった貝殻溜りが無く、そのまま「ケープ・タートル」を横断。
が、海亀の姿が無いばかりか、気づくとエア残が50を切っていたので、慌てて戻る。
丁度、久しぶりの「怪獣岩」を経由する形となり、そこでも貝殻溜りを探すが、コレといった箇所が無し。
結局、いつものエグジットポイント沖にあるクレバスの端でひとカイボリ。
デコタイムは無かったが、十二分に安全停止した上で、70分超え潜水で楽勝エグジット。
無理はしたが、前回の様な酷い流れに翻弄されてカメラを水没するような事は無し。



log1591
最大水深(Max.depth)(m)33m
潜行時間(time)(分/minute)72分
平均水温(Min.temperature)(℃)26℃
潜行場所(point)辺戸西ラビリンス〜怪獣岩
潮(tide):中潮 満潮→干潮
遭遇 (encounter)アオウミガメ×2 オニヒラアジ×5 ギンガメアジ群れ イソマグロ複数体
収穫 なし


ダメ元の砂はやはり駄目で、な〜んも。
辺戸南の海を眺めつつ、しばらく黄昏た後、帰路についた。
節約で下道を戻ったが、やっぱ、17時頃だと北谷・宜野湾界隈は混むなぁ。








「ネット・サルベージ」結果報告



辺戸西「内路+外路」は当たり! リュウグウケボリゲット! しゅるりんさんに差し上げたのも含め、1年に3個は新記録

   
リュウグウケボリに久しぶりのアカネケボリ。
ミツユビガイの幼貝?に、これだけ特徴的なのに不詳なハナゴウナは綺麗。ヒトスジハリゴウナとは異なる。


この波に乗りたい「洞内」はクダマキ系が豊富だったのでまずまず。
       
久しぶりのシロオビコダマウサギの若貝。おそらくクチビルノシガイの若貝。
・・・と思ったのだが、フィリピンの図鑑を見ていて酷似を発見。ヒメヨウラクの亜型かと。
ヒメマンジにハッカクフタナシシャジク、初のMacteola sp.

     
Kermia sp.に、水深50mレベルで陸上貝のクビキレガイ。
これだけ特徴的な柄なのに不詳なクダマキ。海外サイトの写真で酷似していたのが、Daphnella angulata。
ただ、和名のサクライフデシャジクでは真っ白な貝殻が紹介されている。
で、他海外サイトにてDaphnella margaretae の若貝かと。
チグサカニモリと思ったが、な〜んか違う。ツノクダマキの超幼貝?

       
黄色帯の濃いTubercliopsis sp.に、茶色いツヅレキリオレ。オボロキリオレにキドイトカケギリ






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