Log-book on my HP819



西→南西の風 波高1m
久しぶりの辺戸西を潜ろうか。
昨夜はいい子で22時には床についたので、目覚まし時計より先、5時に目覚めてしまう。
ただ、いつものように猫達と戯れている内、あっという間に6時を過ぎてしまった。
しまった〜!平日なので、道が混んでしまう〜
・・・の予想通り、結構な混雑で、8時半にようやく到着。
一応、辺戸西の海を見に行く。余裕〜


23/04/17<辺戸西カレント>晴れ

釣り人が叩いたか、懸念された獣道はアダンの妨害もなく通過。海へ。
近くで見ると、結構、波が巻く。夏の様なベタベタとはいかないようだ。
今日は大潮前の中潮。最大満潮が5時過ぎなので、滔々と下げ潮が流れているはず。
「カイボリメイン」になりつつある現状打破の為、今日の1本目は原点に戻って、「ラビリンス」で大物三昧としませう〜
が、間近でエントリーは波が結構巻いているので無理。
通常ルート、クレバスから潜行開始。頭上を波が過ぎるが、クレバス内は多少のうねりだけ。
流れが感じられ、「ラビリンス」に向けて期待が高まった。
「アカヒメジの舞台」にアカヒメジ達が居なくなって久しく、流れに逆らいつつ、スロープを降りて行った。
途中でショートカット。これがいけなかった。あれ?道を見失った・・・
本来なら横殴りの流れのはずか追い潮に。ほんの少しのズレで道に迷ってしまう、これぞ「ラビリンス」。
見晴らしができそうな斜面上まで上がってみたが・・・わからん。海中山脈がそびえている姿は拝めず。
恐らく、この尾根伝いに潮に逆らっていけばたどり着けそうだが・・・既に10分のロス。
通常ルートで道に迷うのは初めてだが、無理はいかん。よって、流れに乗って、「カレント」に向かう事とした。
水深10mレベルで流されれば、きっと「西回廊」にぶち当たるはず。
ただ、しばらく水深7mあたりだったので、もう、通り過ぎていたりして・・・不安が募る中、ようやく、見慣れた景色に。
ひと安心。だが、すでに15分経過。「チブル珊瑚」にご挨拶、「カレント」に到着した時には20分が経過していた。
まずは「文室」へ。な〜んもおらん。そのまま、水深50mの世界へ潜降。当然、周囲のヤギを見ながらウサギさん探索は怠らない。
洞内には・・・な〜んも。なので、「ネット・サルベージ」事業開始。広く浅く。
1袋採取し「内路」をカイボる。ここは、結構、目視でウミナシジやジュズダマが転がっている場所なのだが、な〜んも。
南口まで戻ってダイコンを見てびっくり。すでにエア残100を切っている。
それでもそそくさと「外路」をカイボり、帰路についた。
幸い、流れはそれ程酷くはなかったので、直で「静寂の亀裂」側へ。
亀裂内に潜り込み、流れ無い中、遡上す。「チブル珊瑚」に再び挨拶してようやく水深15mレベルまで上げた。
「運命の一線」を超えて、更に流れが弱まった(それでも強くはある)ので、途中から宙空移動開始。
流されつつ、南へ補正。既にエア残50を切っている。やばいよ、やばいよ〜

通常エグジットポイントは無理そうだが、とりあえず、向かう。
しかし、手前でまたまた道に迷ってしまう。おそらく岸側に入ってしまったのだろう。
水深5mレベルでエア残30のデコタイム3m5分。水深4mで波に煽られつつ、デコクリア。
エア残20切って水面から顔を出すと、いつものエグジットポイントよりかなり西。
こちらはクレバスが多いので、足元注意だ。大きな波に煽られつつ、広めの礁原になんとかエグジット。




log1581
最大水深(Max.depth)(m)48m
潜行時間(time)(分/minute)50分
平均水温(Min.temperature)(℃)21℃
潜行場所(point)辺戸西カレントth>
潮(tide):中潮 満潮→干潮
遭遇 (encounter)なしth>
収穫 ウミナシジダカラ(美)&(並)ナンヨウフデシャジク(美)×2 
バライロセンジュガイ幼(美)  ムラクモコダマウサギ(美)  Daphnella olyra(美)  


砂は「内路+外路」だけ捌いてみる・・・も、外れ。まだ1時間も経過していなかったので、「洞内」も捌く。
砂成分が多く、外したかと思ったが、最終的にはまずまずの収穫。





23/04/17<辺戸西カレント>晴れ
2本目は既に最大干潮を1時間経過していたので「カレント」で。
上げ潮が始まったか、波が高まり始め、「運命の一線」からのエントリーは無理。
よって、1本目同様、通常ルートでエントリー。
残念ながら、まだ下げ潮モードが残っていて、余裕でカイボるわけにはいかなそう。
それでも、今度は道に迷わず、「チブル珊瑚」にご挨拶後、「カレント」に到着は12分。余裕だ。
が、大物のお出迎えは皆無。水深50mの洞内にもな〜んも。
ま、カイボリメインなのはしゃあないわ、これでは。
よって、洞内を1袋、「内路」は省いて「外路」のみ1袋。早々に帰路についた。
エア残こそ120あったが、デコタイムが6m1分(3m12分)だったので、早いにこした事はない。
途中、気になっていた水深37mレベルの紫色の大きなヤギを探索してみるが・・・な〜んも。
「誘い回廊」内にて少しひと呼吸。本来ならエアボトル投入とかしたいのだが、エアボトル忘れたし〜
で、長らくクレバス内に転がっている大きなテーブルサンゴ塊を捲ってみる。
これは何度も捲ってきているが、な〜んもお宝があった事がない。それでもエアが余裕だし、外しまくりで少しは何か・・・
大きいので、海中でも捲り辛い。テコを聞かせてエイッ!
キタ〜〜〜〜〜ッ!



なんと、ハラダダカラが鎮座していた。しかもFD。過去、同様にアミメダカラのFDが石の裏に鎮座していた事があった。
大事にBCにしまい込み、逆潮にさからいつつ這って戻る。
今回もアオウミガメに遭遇する事なく、終了〜




log1582
最大水深(Max.depth)(m)48m
潜行時間(time)(分/minute)54分
平均水温(Min.temperature)(℃)21℃
潜行場所(point)辺戸西カレント
潮(tide):中潮 干潮→満潮
遭遇 (encounter)なし
収穫  ハラダカラ(美)   


「ヤギ根」の砂を捌いたが・・・やはり外れ。
辺戸南の海を眺めつつ、しばらく黄昏た後、帰路についた。


「ネット・サルベージ」結果報告




  
「辺戸西洞内」は・・・またもやバライロセンジュガイ幼にナンヨウフデシャジク等まずまず。


これまで小さいものしか見つけてなかった中、タカラガイクラスの大きなムラクモコダマウサギ。
(一型のクモリカメガタケボリか?)
これだけでも、当たり!にしたいとこだが、小さいのであれば、何個か見つけてるからなぁ。
あと、カザリニシキニナの若貝?


「内路+外路」は外れ〜。普段、ウミナシジ、ジュズダマがよくあるのだが、皆無。


Daphnella olyraにトガリコトツブ、不詳キリオレ(シロエリ?)に不詳貝。
これは、チゴフデに似るがフデガイ類ではなく、ツムバイ系でも無し。ホソシャジク系?
ネット検索で、海外サイトにて酷似のものを発見。Eumetadrillia fuegiensisかと。
斜めの縦肋が走るタイプもあるが、この様な平滑なものもあるとの事。
ただ、生息域がマゼラン海峡、フォークランド諸島沖とあり、かつ、色は桃色・・・


綺麗な模様のアシヤガマ。


2回目の辺戸西「洞内」は、外れ。1回目と違う箇所をカイボったのだが・・・
目立ったのは黒いリュウテン。

     
ボロいカブトサンゴヤドリにSeila baudisonensis、Marshallopsis cf.jolandaeにハデヤママユガイ。

2回目の「内路+外路」は外路メインでカイボってみたが、思い切り外れ。
色褪せたミダレシマヤタテにニセサバダカラ。


「誘い回廊」の転石下にあったハラダカラ。赤ハラの艶々だが、背面に一部、表層の荒れた箇所あり。



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