(「ネットサルベージ事業」で獲られる貝)










前から何度も、沖縄の貝仲間たるしゅるりんさんに、砂採集を勧められていた。
が、水中写真を撮らんが為、activeに動き回らねばならない俺にとって、重い荷物は無用。
そう思いつつ、折角だから、と、
2013年08月11日、辺戸岬水深50mからコンビニビニール袋(小)にて初採取。
その後、これまで見つからなかったウサギさんを始めとする貝、特に稀な貝が得られる事が判り、
次第に持ち帰る砂が増えていった。
現在は100円ショップモノ網袋2袋に同じく100円ショップモノ、
プラスチックボトル(浮き用)を駆使して、
2個で10〜20kgもの砂をBCパンパンにして持ち帰るまでになった。
勿論、突然の撮影チャンスを逃しまくっているのは言うまでもない。
しかも、最近、カイぼりメインになってきている感があって、あかんなぁ。
 
   


 
100円ショップの旅行用網バック および ドリンクボトル
 これにマジックバンドでBCに装着。


※沖縄(辺戸岬界隈メイン)の水深25m以深における砂採取において

【多】・・・・必ずといってある貝 
【並】・・・・時に無いが、だいたいある貝 
【やや少】・・普通よりは少ないが、見かける貝
【少】・・・・偶に見つける貝
【やや稀】・・何個か見つけてはいるが、機会は少ない。
【稀】・・・・滅多に見かけない・自己採集が1個だけの貝。













第1位
リュウグウケボリ:【やや稀】
「ネットサルベージ事業」を始めて以来、鑑別に悩まされたウサギさん。
シュスヅツミ→マツミヤスジマキケボリ→ユウグモケボリと変遷、
ようやく、リュウグウケボリと確定した。
報告例も少なく、辺戸岬でも水深50mの1か所でしか見つけていない。
(てゆ〜か、水深50mまで行くなら、確実な場所となるので同じ場所に行くせいもある。) 1年に1,2個ペース。

【写真】
2017年06月 辺戸岬水深48m

2013年08月 同上:カイぼり始めてにわかにゲット。まさにfirst luck!
2013年08月 同上:立て続けにゲット!
2015年12月 同上:艶やかではあるが、小さな穴が・・・
2016年05月 同上:小さく、模様が薄め
2017年07月 同上:
2018年06月 同上:
2018年12月 辺戸岬水深38m:辺戸西の水深50m洞窟以外、辺戸岬キャニオン側で初!
       図鑑的には水深50m以深であるが、ここは水深50mからかなり離れており、
       新鮮な殻であることから、周囲から転げ落ちたものと考えられる。
       と、いうことは、これで水深30m以深に変更???
2019年04月 辺戸岬水深48m:初となる幼貝
2019年06月 辺戸岬水深48m:
2020年08月 辺戸岬水深48m:生体ではなかったが、中に腐敗した組織が残ったジェム級。
2022年06月 辺戸岬水深48m:約2年ぶりの発見。小さめ。艶やかではあるが、顕微鏡レベルで小さな穴があるのが残念。
2022年07月 辺戸岬水深48m:【写真なし】しゅるりんさんに差し上げた砂の中から発見あったと連絡有り。
2023年03月 辺戸岬水深43m:【写真なし】しゅるりんさんに差し上げた砂の中から発見あったと連絡有り。
      「辺戸岬キャニオン」側では2個目。水深43mからは初となる。
2023年05月 辺戸岬水深48m:約1年ぶりの発見。艶やかではあるが、小さな穴が2個あるのが残念。
2023年07月 辺戸岬水深48m:1年で3個は新記録。やや小さめ。




第2位

ベニサシケボリ:【稀】
図鑑的には手持ちで1冊、新種として記載されているが、ネット上でも殆どヒットしない。
リュウグウケボリと比較して他と区別し易いが、驚きの一言。
リュウグウケボリと同じ場所の同じ個所なので、その頭上辺りのヤギを探索したら・・・
と、思うが、深いし、「ネットサルベージ事業」して浮上する際には、帰りを急がねばならんので、
(激流流れる沖合にあるので、非常に危険。探検時はエア切れで海上保安庁のお世話になる1歩手前まで)
実現してないし、したらエア切れの可能性大で危険すぎる。
1位でないのは、この1個のみだから。もっと見つかるようなら、リュウグウを抜くかも。
【写真】2016年5月 辺戸岬 水深48m

第3位


イサリビケボリ(Primovula astra): 【少】
ハナヤカケボリに混じって偶に見つかる。
なんといっても、ネット上でお世話になったI氏命名によるもの。
まさか沖縄で見つかるとは思わなんだ。
ハナヤカと違うので、図鑑的にシボリケボリかと思った。
が、殻口の形状が違うので、もしかして・・・と思ったらそうだった。

【写真】2013年12月 辺戸岬水深43m ハナヤカケボリとの比較

(●ヨリヌキでグラデーションにしてみた)
【写真】
【写真】2018年9月 辺戸岬水深43m 他より小さかったので別かと思った
【写真】
【写真】2014年5月 辺戸岬水深43m 若貝
【写真】2019年3月 辺戸岬水深38m
【写真】2020年7月 辺戸岬水深48m 3個目となる黄色いヤツ
【写真】2019年5月 辺戸岬水深38m 2個目となる黄色いヤツ
【写真】2017年4月 辺戸岬水深43m 黄色が濃い


シボリケボリ
(Diminopvula punctata):【稀】


ちなみにシボリケボリはコレ。自己採集は今のところコレのみ
【写真】2018年11月 辺戸岬水深38m


第4位
     
キンスジケボリ(Dentiovula dorsuosa):【少】
ダイビングでも生体を見つけるが、「ネットサルベージ事業」でも見つかる。
美しいだけでなく、色彩変異があって惹かれる。
生体は「ダイビングで見られる貝」を参照のこと

(●ヨリヌキでグラデーションにしてみた)
【写真】2015年1月  辺戸岬 水深43m
【写真】2017年5月  辺戸岬 水深38m
【写真】2015年11月 辺戸岬 水深25m
【写真】2015年10月 辺戸岬 水深43m ヒメコボレバケボリ?
【写真】
【写真】
【写真】2017年7月  辺戸岬 水深48m
【写真】2015年11月 辺戸岬 水深38m ヒメコボレバケボリ?
【写真】2019年10月   辺戸岬 水深38m
【写真】
【写真】
2011年04月辺戸岬 水深48m
【写真】


第5位

ムギツブダカラ(Cypraea adansoni ):【少】 
最初は鹿児島薩南での磯乞食で採取。
その後、「ネットサルベージ事業」前に恩納にて目視で転がっている貝殻を発見。
「ネットサルベージ事業」以降、辺戸岬の水深30m以深で偶に得られる。
こうしている内に、「ユウナムギツブダカラ」が見つからん事を願う・・・のも楽しみ。
右端のものは、座津武砂中より出てきた、おそらくは幼貝

第6位



ハナヤカケボリ( Primovula roseomaculata)【普】
「ネットサルベージ事業」以前に、辺戸岬の水深20〜30mあたりで5個見つけていた。
美しい模様にベタ惚れであったが・・・「ネットサルベージ事業」にて、ほぼ毎回見つかるので、
感動が冷めてしまった。それでも橙色、白、ピンクとあり、美しい事に代わりはなく、
ウミナシジダカラ同様、あれば幸せな気持ちになれる。
以前はラベルを造って大事にしていたが、今やボトルに入れて楽しんでいる。
洞窟内やオーバーハングに無数にある橙色のトゲトサカ出身なので、黄〜橙色がメイン。
同様に生息しているウミナシジダカラ同様、見つけにくいウサギさんであり、未だ生体は見つけていない。



華やかボトル



第7位

ヒザヅメクチキレツブ(Lienardia cf. occelata) :【稀】/マバタキクチキレツブ(Lienardia occelata) :【稀】
図鑑や他サイトの写真から俺の好みであったが、なかなか見つからず。
マバタキの方が先に見つかり、しばらくしてヒサヅメも発見。
マバタキより小さく色濃いのがヒサヅメと解釈していたのだが、
その後、同サイズのモノも見つかり、学名は「cf.」がつくだけ。よってコレら一纏めで。



第8位


右写真:与那国打ち上げ・・・こうして見ると、まだまだ滑らか。ローズウォーターの寸つまり?
 
ツマニケボリ(Primovula beckeri) 【やや少】
貝殻のみ発見。生体写真といい大きさといい、目立つのになぁ。
ちなみに、砂中から見つかるのは全てローズウォーター型。
過去、打ち上げで見つけている、ずんぐりして角ばったものは見つかっていない。
日本本土の浅場で、沖縄には居ない?与那国では打ち上げ採取しているが・・・
と、思ったら、2019年1月に、若干、ずんぐりして角ばった?もの発見。与那国や本土の打ち上げよりはまだ滑らかか?
【写真】ローズウォーター型 赤紫    辺戸岬 水深20m 2015年8月
【写真】ローズウォーター型 白     辺戸岬 水深40m 2015年4月
【写真】ローズウォーター型 オレンジ  辺戸岬 水深40m 2015年6月
【写真】ローズウォーター型 ピンク   辺戸岬 水深38m 2017年3月

【写真】普通型 ピンク   辺戸岬 水深38m 2019年1月(右写真:与那国にて磯乞食で拾ったもの。)


第9位
   
クロハラダカラ(Cypraea kuroharai ):【稀】
目視がメインだが、コレは辺戸西の洞窟内で「ネットサルベージ事業」にて採取したもの。
非常に艶やかで過去最高に綺麗。残念ながら1層剥がれてはいるが・・・
【写真】2015年12月  水深48m 

第10位

フシクリムシ(Diminopvula punctata):【稀】
ハナゴウナの仲間は艶やかで綺麗なのが多いが、コレは大き目かつ模様まで美しい。
【写真】2015年5月  座津武 水深28m 
【写真】2015年12月 座津武 水深28m 
【写真】2016年11月 座津武 水深28m 
【写真】2018年9月  辺戸岬 水深48m 





 
(その他)


(スカシガイ科・FISSURELLIDAE) へ

(ニシキウズ・TROCHIDAE/サザエ科) へ

(オニノツノガイ科・CERITHIIDAE) へ


(ハマツボ科)

スズメハマツボ
(Diala varia): 【並】

 
こんな科があるとは知らなかったので、何科に属するのか不明だった。
フシクリムシの幼貝かとも思ったが、ようやくスズメハマツボと確認。
これ以外に模様、色が多彩である。
クリフハマツボ
(Diala ludens Melvill): 【並】


上記同様。こちらも非常に小さい貝。模様が細かく美しい。

(キリガイダマシ科) へ

(ウミウサギガイ科・OVULIDAE) へ

(タカラガイ科・CYPRAEIDAE) へ

(タマガイ科・NATICIDAE) へ

(トウカムリ科)

タイコガイ
(Phalium bandatum):【少】


タイコガイ自体は普通だが、砂中から幼貝が出てくるのは少ない。
右写真は模様的にウラシマとかコダイコという感じもするが・・・
 
(フジツガイ科・RANELLIDAE) へ

(クルマガイ科・/イソコハクガイ科・/シロネズミガイ科) へ

(ミツクチキリオレ科・TRIPHORIDAE) へ

(クリイロケシカニモリ科・CERITHIOPSIDAE) へ

(イトカケガイ科・EPITONIIDAE) へ

(ハナゴウナ・EULIMIDAE/リソツボ科・RISSOIDAE) へ

(アクキガイ科・MURICIDAE) へ

(エゾバイ科・/ベッコウバイ科) へ

(イトマキボラ科) へ

(フトコロガイ科・COLUMBELLIDAE) へ



(セコバイ科)

アラレセコバイ
(Colubraria souverbii):【やや稀】


目視で過去、成貝を1個のみ採取(破片は何個かあるが)。これはまだ若貝
更に1個、若貝発見。右写真は目視で収集の成貝
【写真】2020年2月 辺戸岬 水深43m 【写真】2015年7月  辺戸岬 水深43m 【写真】2019年3月  辺戸岬 水深43m

セコバイ
(Colubraria castanea):【少】


セコバイ系は似てるのが多いので・・・コレでいいか?

ミガキセコバイ
(Colubraria nitidula ):【やや少】


目視でも見つかるが、砂中からも見つかる。たまに捻くれたのもいる。

ヒモカケセコバイ
(Colubraria cumingii ):【少】


目視でも見つかるが、砂中からも見つかる。

ヒモカケシリキレボラ
(Nivitriton antiquata):【やや稀】


沖縄の貝の図鑑では普通扱いだが、少な目。
ただし、意識してから、一旦捨て去った砂に見つける
等、地味で小さい、かつ、石灰沈着強いので、捨て去っていた可能性が高い。
クダマキ科やコロモガイ科に分類されているのを見かけるが、セコバイでいいの?
【写真】2016年10月  辺戸南 水深50m



(ツクシガイ・COSTELLARIIDAE/フデガイ科・MITRIDAE) へ

(クダマキガイ科・TURRIDAE【フデシャジク等】) へ
(クダマキガイ科・TURRIDAE【コシボソクチキレツブ等】) へ


(イモガイ科) へ

(タケノコガイ科・TELEBRIDAE) へ

(トウガタガイ科・PYRAMIDELLIDAE/センマイドウシガイ科) へ

(ムシロガイ科) へ

(ムカデガイ科)

コハククビタテヘビガイ
(Vermetus vitreus):【稀】


ヘビガイは基本、採取しない方針なのだが、コレはあまり見かけないので持ち帰った。
水深50m以深が生息域な模様。

(コゴメガイ科)

カイコヘリトリ
(Volvarina philippinarum):【少】


小さいが、艶やかで綺麗。

Dentimargo balicasagensis?:【少】

小さいが、艶やかで綺麗。

マクラコゴメガイ
(Volvarina hirasei):【少】


小さいが、艶やかで綺麗。

イリコゴメガイ
(Dentimargo neglecta):【少】


小さいが、艶やかで綺麗。若干、殻口が出来ていないので若貝?


 
 
(マクラガイ科) へ


(ミスガイ科)

オオベニシボリ
(Bullina nobilis):【稀】



ベニシボリより大きくて派手。

 
(ヒゲマキナワボラ科)

ウマノサワラビガイ
(Separatista blainvilleana):【稀】


「なんや、本土で打ちあがってるサワラビか〜」と、思ったら、ちょっと違った。
その為、殻頂の石灰化を乱暴に除去した為、折れてもうた。
後のまつりとは、こういうこっちゃ。【写真】2017年4月  辺戸岬 水深48m



 
(スズメガイ科・HIPPONICIDAE・ カツラガイ科・CAPULIDAE)

カワチドリ
(Antisabia foliacea ):【】


磯の貝らしいのに、わざわざ深場で・・・

カセンチドリ
(Capulus batius):【稀】


砂中から発見。
小さくも、横からみるとアオイガイチックで綺麗。
色も鮮やかで、あまり見かけないので、珍しいのかと思いきや、浅場ではある模様。

フタカドチドリ
(Capulus bicarinatus):【稀】

 

カセンチドリとしてきたのだが、フタカドチドリというのもあって、2筋あり、若干角ばっているのでコレ

トサカツラガイ
(Capulus tosaensis):【】


砂中から発見。最初はフネカサガイ(Lepetodrilus nux)としたのだが、超深海。
で、最終的にコレかと。普段、放置系の貝なので、頻出度は今のところ不明。

ズキンフウリンチドリ
(Chailea stuttorum):【】


カワチドリかとも思ったが、殻表滑らか。

(ハナズトガイ科・CORIOCELLA)

イボベッコウタマガイ
(Coriocella nigra):【稀】


透明感あり=脆弱故かあまり見かけない。
てゆ〜か、ウミウシの様な見た目で貝は内包されており、収集しにくいとの事。

キシュウベッコウタマガイ
(Lamellaria kiiensis):【稀】


シロネズミガイを潰した感じ。磯のウミウシ系なので深場には少ない?


(フネガイ科・ARCIDAE /トマヤガイ科) へ

(イガイ科・AMYGDALUM)

ヌリツヤホトトギス
(Amygdalum watsoni):【稀】


殻表裏ともに光沢ある白い貝。非常に脆い。
I氏のサイトによれば 【水深50〜500m 泥底、砂泥底に生息。光沢があり、
赤と萌葱色に美しく染め分けられる本種は古くから日本を代表する美貝
として知られています。】
との事で、真っ白だから、ユキゾラホトトギスとかマボロシガイの色褪せとかかと思ったが、
鳥羽水族館のサイトでは白でコレなので、これなのかな、と。


(ウミギク科・SPONDYLIDAE /キクザル科・CHAMIDAE) へ

(ニッコウガイ科)

サクラガイ
(Nitidotellina nitidula):【稀】


俺的ニッコウガイ系の、いや、二枚貝綺麗ドコの基本たる貝。
日本本土の砂浜で沢山拾える。沖縄の深場で拾えるのは、色濃く、完全なる楕円に近い。
本土のは、まさに桜の花びら状(下のヒラザクラの様な)だが。

ヒラザクラ
(Tellinides ovalis):【少】


ニッコウガイ科の名前の通り旭日模様が綺麗な貝。

シボリザクラ
(Joctellina compta):【少】


ニッコウガイ科の名前の通り名前の通り旭日模様が綺麗な貝。普通に見る桜貝より細目。ミクニシボリザクラとしていたが、ウェブ上の写真を見比べると、コチラか? 分別は難しいようだが・・・

ミクニシボリザクラ
(Loxoglypta compta):【少】


で、上記の分別が難しいヤツ。若干、角張っている?

チヂミヒメザラ
(Elliptotelllina euglypta):【稀】


ニッコウガイ科にしては殻表がザラザラ。
模様の無いもの、旭日模様もあるようだが、俺が持っているのはこのタイプが2個。

(イタヤガイ科)

ナデシコガイ
(Chlamys irregularis):【多】


この種の基本たる小さい方の貝。(大きい基本はホタテガイ)
打ち上げでも沢山拾えるが、深場の砂中にも多産。
半放置系だが、色彩が多彩で綺麗なので、ついつい拾ってしまう。

タエニシキ
(Mirapecten mirificus):【並】


透明感あるがトゲトゲしている。小さいのが多いが時に大きな殻も見つける事あり。

マルジブニシキ
(Juxtamussium maldivensis):【少】


表面より裏がカラフルな貝。片割れ片では偶に見かけるが
これは砂中に生体で混じっていたもの。若干厚みがあり毛羽立ちがあるので、まるでボール紙で作った様。

(マルスダレガイ科・VENERIDAE)

マルスダレガイ
(Venus Ventricolaria ):【並】


浅場の貝。

ヒガノコヌノメガイ
(Periglypta langfordi):【少】


浅場の貝なのか、深場ではなかなか出てこない。 単純にカノコアサリかと思ったが、
他サイトで酷似していたのがコレ。

アデヤカヒメカノコアサリ
(Veremolpa minuta):【少】


図鑑的には本土の浅場でもあり。沖縄でも浅場の砂地には多いのか?
「ネットサルベージ事業」上はあまり見かけない。

チリメンカノコアサリ
(Timoclea costellifera):【少】


この手の地味系は分別しがたい。近海図鑑ではヒゼンカノコアサリ。

サラサガイ
(Lioconcha fastigita ):【多】

 
砂中からの定番。生体もしばしば。常に放置系。右写真は幼貝?

オキナマツカゼ
(Irus ishibashianus):【少】


一見、アサリ系とはかなり異なるが、マルスダレ科。

(シオサザナミガイ科)

ウチトミガイ
(Heteroglypta contraria):【稀】


エガイ系かと思って探索も見つからず。 ようやく別科で一致!殻は薄く脆い。

アシガイ
(Gari maculosa):【少】


殻が薄く、カラフルな模様なのでニッコウガイ系かとおもいきや。
殻表は艶がなく、かえって内側の方が艶やかで綺麗。


(ザルガイ科・CARDIOIDEA/コウボネガイ科・GLOSSOIDEA) へ

(フナガタガイ科)

フナガタガイ
(Trapezium bicarinatum):【少】


ツキヨミガイに雰囲気が似ていたが異なり、やはりフネガイ系かと探索したが見つからず。
本土の方々のサイトとは異なるが、沖縄で採取されてる方のページで同じものを発見。
フナガタガイ科のツキヨミガイに似ているはず、フナガタガイだけに。

(クチベニガイ科)

ヒナクチベニガイ
(Anisocorbula modesta):【やや少】


上のフナガタガイに似てはいるが別と思っていたが、ウェブ上ではフナガタガイとして掲示しているサイトもあり。
形は似ているが、殻質等からして絶対に違うと探索しまくり(比較してかなり小さいし)ようやく図鑑にてコレと判明。

(タマキガイ科)

ソメワケグリ
(Glycymeris reevei):【少】


やや深めの砂地に時折貝殻が転がっているのを目視で見つける事が多い。砂からはこの幼貝のみ。

クモエウチワガイ
(Tucetona pectunculus):【稀】


稀なバショウウチワガイかと思ったが・・・でも、これも滅多に見ない。


 
(ブドウガイ/タマゴガイ科)

ミドリタマゴガイ
( Limulatys muscarius):【並】


ウミウシの持つ貝殻。小さいが非常に綺麗。

ウチマキクダタマガイ
( Eocylichna protracta):【少】


ウミウシの持つ貝殻。白いだけなら普通に見かけるが、細長いコレは少ない、

ハデヤママユガイ科

ハデヤママユガイ
(Retusa bizonata):【少】

 
ウミウシの持つ貝殻。たまに見かける。

ユリヤガイ科

ユリヤガイ
(Julia japonica):【稀】


当初、イガイの緑っぽいヤツの幼貝か?と思っていたが、 コレらしい。
これもウミウシの持つ貝で、本土では稀。沖縄ではどうかと。磯生息らしい。
(H氏のブログで、たくさ〜ん採取されてる写真が。浅場では普通なのね)


(カメガイ科) へ


 
その他

サメの歯:【少】

1.5cmちょいの左写真のようなのが多いのだが、右写真のは3cmオーバー。形的にはアオザメの歯。
ちなみにサメの歯の最長径は歯の先端からどちらか長い方の歯根までの距離だそうです。









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