瀬底南(original point)


瀬底島の南に面する海域一帯。
研究施設脇の道路から海へ降りる。
沖合い400m付近までは延々と水深10mが続く。昔は延々と水上移動したり、岸から張られた定置網のネット伝いに移動したりしたものだ。
最近は延々と島南端まで波打ち際を歩き、そこからエントリー。(海中移動は半分に減る) 水深15〜20mあたに点在する根を廻りながら北へ戻るパターン。
エア持ちが良くないとこの芸当は出来ない。また、砂地オンリーの場所もあり、砂紋、流れ、コンパス、水深を見ながら移動。
万が一不安になっても、水深20m以深は滅多に行かないので、エアを十分残した上で浮上確認するもよし。
余裕をぶっこいていると、追い潮(満潮時)の場合、いつのまにか沖合いへ流されているが、水深は10m程度なので不安で気付いたらはるか島が小さく見えた・・・なんて事もあった。
水深が浅いのでなんとか戻れたが・・・

根にはソフトコーラルを中心として、アマミチョウチョ、ミツボシリュウキュウスズメ等の地味系小魚、カスミテンジクダイが舞い、それを目当てに大きなミーバイやオニダルマオコゼが居たり、グルクンが廻って来たりしている。
白化現象以前は南方ではムレハタタテダイの群泳が見事であったが、白化現象以降は数が減った。

 

秋口には稚魚が増えて来て、ミツボシリュウキュウスズメ、フタスジリュウキュウスズメが枝珊瑚の間を住処とし、たま〜にナンヨウハギの稚魚も見られる。(これも白化現象以降は減少)

 

テーブルサンゴに群れるナンヨウハギ幼魚
このテーブルサンゴ自体が無くなった・・・
 


タテキン幼魚もウロウロしている。

当然ながらココも白化減少以降は珊瑚が壊滅したが、最近はかなり再生してきている。

「歩くのはイヤ!」という人には研究所沖に停泊している船下(通称ガラマン船)、定置網の東側に人工漁礁があり、ロウニンアジが居るらしい。
個人的には漁礁ダイブは嫌いなので、俺はちら身した程度。水深30m近くなるが、全体的に淀んだ感じで好きでない。


砂地の貝は豊富。特に少ないサソリガイもたまに見られるし、沖にはゴホウラ、ヒメゴホウラ、珍しいとされるが普通に居るアツソデガイ等のスイショウガイ系が見られる。



水深10mから岸までは前述の通りかなり距離があるので、エア持ちが悪い人は早めに戻る、もしくは一番近い岸を目指す事。

上げ潮は南西、下げ潮は北東へ流れるので、それに乗るか、逆なら早めのリターンを。





 
 
 

 
 

瀬底南
レベル 初〜上級(広大な範囲を廻る場合)
流れ普通
魚影 小物・貝・稀に大物
会って嬉しい魚種ムレハタタテダイの群れ・ロウニンアジ・稀に回遊魚・稀にウミガメ(アオウミガメ・アカウミガメ)・マダラトビエイ
評価30%(貝殻を集めている人にはお勧め・時折、稀な貝殻が拾える。)






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