磯乞食の漂流物集


  このページはリュウグウノツカイ、アオイガイ、オウムガイ等の漂着物を展示した資料館です

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2003年度の収集記録へ











 アオイガイ 2000年度の収集記録へ



漂着動物

リュウグウノツカイ

リュウグウノツカイ    リュウグウノツカイと記念撮影
リュウグウノツカイの胸鰭の骨?

リュウグウノツカイ


また、偶然にも俺はリュウグウノツカイを見つけてしまったのです。昔、雑誌や新聞で話題になった時は、
「へー、こんなモンも深海にはいるのか.....」
と、一生をかけても見る事は無いであろうと思っていたのですが。最初は、やけにヒョロ長いものが打上がってるなぁ、と思って近づいて見るとびっくり。写真に納めた後は記念に乾燥した胸鰭の骨を1本持って帰りました。最後の写真はリュウグウノツカイの胸鰭の骨で途中で折れているが約21cmあります。
94年12月末:福岡県海の中道


う〜〜〜〜〜っ!マンボウッ!!;
ひっさしぶりの大物打ち上げ!!尾高海岸と御前崎との中間で、目の前にあったのは小さめのマンボウ!!マンボウは私の好きな魚の一つだが、沖縄でのダイビングではまずお目にかかれない。(東京湾口近辺のダイビングで見られたはず・・・)打ち上げピチピチといかないまでも、片目は残っており、艶やか。できれば「はぁふ〜はぁふ〜」しているのを見つけたかった。早朝だったらまだ生きていた?尾高海岸と御前崎はボードサーフィンのメッカだが、マンボウも波乗りして来たのっだろうか?
04年2月14日:静岡県・尾高


打ち上げイルカ イルカの死骸 いるか

イルカの打ち上げ; 俺の夢は打ち上げられたばかりのイルカを保護して海に戻し、俺の口笛で現れてくれる夢のような話であったのだが・・・今回も見つけたのはミイラであった。長島の黒の瀬戸には冬季にイルカの大群が住み着くらしく、その1匹だろう。小浜のビーチには何にもなくてしばし、ゴロタ石の浜をうろついていると、何か強烈な異臭がしたので近寄ってみると、そこにあったのは、「可愛い」とはほど遠い哀れな姿。
00年5月27日: 鹿児島県・長島・小浜
また、かなり朽ち果てていたのですが、渡嘉敷越島隊でもイルカの死骸を見つけた事があります。海洋博公園水族館に問い合わせた所、「 ユメゴンドウクジラ(the mummy of Pygmy Killer Whale)」ではないか?との事です。これがきっかけで、水族館の毎年の慶良間〜久米島のクジラ調査のバイトをすることになって、クジラの周りで見かけるイルカたちの中でそれらしい姿も見かけました。
右写真:イルカ(ユメゴンドウ)の歯(2?)と頚椎(8?);腐れていたので非常に臭く、それでも頚椎3個と歯を持って帰った。が、手に付いた腐敗臭はいくら石鹸で洗おうとなかなか取れず、おまけに標本もハイター攻撃に屈せず臭く、しばらくはベランダで日干し攻撃をしなければならなかった。 93年: 沖縄県・渡嘉敷島



イルカ(ユメゴンドウクジラのミイラ)、グリーンボール等のその他の漂着物写真が見たい人はここをclick!渡嘉敷島越島隊へ


ヨシキリザメ ヨシキリザメの歯    
ヨシキリザメ:

2000年の先進国首脳会義の舞台になる沖縄県の名護市南部の部瀬名岬でダイビングしようと歩いていると見つけたもの。沖には定置網があるので、それに引っかかったものを漁師が捨てたのが打上がったのでしょう。どうせだったら生きている姿を海中で見て見たかったものだ

ヨシキリザメの歯(2cmと1.5cm);意外にもダイビングナイフでは容易に採れなかった。あのときは仲間数人と見つけたので歯しか採れなかったが、俺一人で見つけていたら顎ごと持って帰って顎標本を造っただろうに。
97年 沖縄県・部瀬名


オサガメの死骸    アオウミガメの死骸

海亀

左写真:オサガメの死骸・:海岸を歩いていると異様なモノが転がっていた、というよりは佇んでいたので見てみると、オサガメであった。かなり腐敗しており殆ど骨状態。
福岡県都屋崎南(勝浦海岸)
右写真:アオウミガメの死骸・:これだけでなく、沖縄はアオウミガメが多い分、たまに死んで打ち上げられているのを見かける。 97年 沖縄県:渡嘉敷島




漂着貝類




 アオイガイ(カイダコ) アオイガイとその製作者

アオイガイ (Common Paper Nautilus)

福岡市の北側に位置する 『海の中道』 は長い海岸線が続く漂流物の宝庫です。雁の巣から志賀の島まで歩いていると何かしら見つける事があります。が、ほとんどがゴミ。渡嘉敷島と比べてお宝は距離の割には少ない気がします。が、真冬の北風の強い日に運が良ければオウムガイならぬアオイガイ(カイダコ)( Common Paper Nautilus) が拾い放題になります。中には写真の様に、産卵中に打ち上げられてしまった、間抜けというか哀れなお母さんイカも見つける事が出来ます。(注!大量漂着するのは数年に一度のようです。) 沖縄では見つけて持っている人もいますが、どちらかというと北に生息しているのでしょう。95年1月:福岡県海の中道


しかし、平成16年12月、ようやく沖縄(渡嘉敷島)でも漂着確認しました。(写真右)今年は本土でもアオイガイの漂着が多いようで、来年は大量漂着も見込めそうなようです。


むらくも     とうかむり


左写真:打ち上げられた綺麗なムラクモダカラ・:浜を磯乞食していると、たまにお宝を拾う事があるが、その中でもうれしいのはやっぱり貝殻。普通、綺麗に打ちあがるのは小さな貝か軽い貝に決まりだが、たま〜〜〜にこんな奇跡的打ち上げもある。中でもタカラガイは最表面の光沢層が禿げていても打ち上げなら我慢、となるが、こんな大きな、それでいて艶々のタカラガイは奇跡としか言いようがない。ムラクモの艶々はこれで12年で3回目。不思議と、打ち上げられたムラクモは偶然か大きい傾向にある。
右写真:トウカムリ(幼貝):・これも穴一つない完全品。元々大きく、重い貝なので、割れたものがほとんどであるが、幼貝にせよ、これだけ完璧なのは初めてである。でも、コレクションは十分あるのでそのままうち捨てて置いた。これが、12年前だったら、半狂乱の極致だったろうになぁ。
02年:沖縄県:渡嘉敷島

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オウムガイ


オウムガイ(Chambered Nautilus);南風が台風の影響で強かったので、「もしや・・・」と思って早朝に南の浜を歩いて見つけたオウムガイ。打ち上がったばかりで、かつ、渡嘉敷と違って小浜島自体が西石礁地内にあるせいか一つも割れていない完璧なモノを発見!綺麗なものなら座間味と渡嘉敷で一づつ拾っていたが。
98年:沖縄県:小浜島



沖縄は越島隊でも記述した通りオウムガイが主流で、オウムガイの写真が見たい人はここをclick!渡嘉敷島越島隊へまたはおうむの部屋(Chambered Nautilus Room)へ。


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   マンボウガイとウミガメの子

マンボウガイとウミガメの子;これまで拾ってきた中で珍しいモノといったらこの2個。オウムガイももちろん貴重であるが・・・。マンボウガイはトウカムリと同じ種類の美しい貝で、イタリアのカメオ細工で有名。アフリカ近辺では普通種であるが、沖縄では滅多に無いらしい。が、渡嘉敷ではこれまで2個の色褪せたモノと1個の欠片が打ち上がっていた。ナンヨウダカラと共に、いつかGetしたいものだ。
で、横にあるのはウミガメの子のミイラ。産卵場に2か月後に行ってみると、既に孵化した後のようで、流木の角にひからびた子ガメを発見したのである。これまで孵化したのを見たのは1度きり。テレビであるような日中にたくさんの子ガメがワイワイ出てくるのではなく、満月の夜の浜を歩いていると、ガサガサ動き回っているオカヤドカリ(沖縄のやどかりはでかいのだ)に混じって2匹発見したのみである。


94年:沖縄県:渡嘉敷島

タコブネ       


左写真:タコブネ;福岡では見つける事は出来なかったが、鹿児島でようやくタコブネをゲット。その後、渡嘉敷島越島隊で渡嘉敷島最北端(儀志布島対岸)にて破片を拾った。ちなみに鹿児島の指宿ではたくさんの軽石、ハツユキダカラ、ハグルマガイが、開聞岳東海岸、吹上浜ではカズラガイ、ウラシマガイ等が採集できます。特にカズラガイは波が強いと生きたまま打ち上げられていて、沖縄まで持って帰っても生きていたのでしばらくは水槽の中で飼った程、生命力が強いです。カズラガイやウラシマガイは沖縄ではお目にかかれない(ウラシマガイは友人が殻を拾ったが、カコボラ同様、沖縄では珍しい)ので、いいコレクションになりました。

92年:鹿児島県:開聞岳東



97年:沖縄県:渡嘉敷島





その他(ルリガイ等)の漂流貝







漂着人工物



爆弾?


;米軍の爆弾?:渡嘉敷島越島隊では磯乞食をしていると、さまざまな漂着物にお目にかかれます。たくさんのゴミに混じって、珍しい貝の打ち上げや、オウムガイなどの自然物からガラスボール(びん玉)などの人工物。そして、コレ。渡嘉敷から西にある渡名喜島には米軍の射爆場があるので、台風かなにかで流れついたのかもしれません。壊れた部分から覗いて見ると、[DANGER][CAUTION!] とかドクロマークが書かれてあって不気味です。これ以外にもわけのわからん兵器の一部や、海軍の浮輪などもち上げられました。以下は昨年の3月14日の琉球新報の記事で、写真や内容から判断してどうやら同じもののようです。俺の方は96年頃だったのでこっちの方が早いぞ。もしかしたら渡名喜島の射爆場から2年をかけて八重山まで流れついたのかも。こんなに大騒ぎするもんだったのか・・・通報すれば良かった。



96年8月:沖縄県:渡嘉敷島





更新日時 1998-03-14 (土)13:03
「有毒」表示の物体漂着物   黒島の海岸
【黒島=竹富町】竹富町黒島のフキの浜で12日午後5時ごろ、米軍のものとみられる金属製、ボンベ状の物体が漂着しているのが発見された。発見現場近くの宮里海岸でキャンプ中のキャンパーが発見、八重山署に通報した。
 八重山署のこれまでの調べでは、ボンベ状の物体は全長約170センチ、直径33センチで、重さは約40キロもある。物体には紺色の丸の中に白色の星マークなどがあるほか、「危険 可燃性入り毒物」などの表示がある。また、「標的」を意味する単語も書かれていることから、米軍関係のものとみられ、八重山署を通じて県警が米軍に照会している。
 漂着物の引き渡しを受けるため、13日に現場で物体を確認した竹富町役場の職員によると、特別な悪臭などはなかったという。しかし、安全性が確認されないため、赤い旗を立てて注意を喚起し、そのまま現場で保管している。八重山では昨年10月にも石垣港の沖合いで米海軍の航空機の燃料タンクが漂流しているのが、発見されている。






久しぶりに発見!!
恐らく米軍の軍装備の一部だろうが、約10年ぶりに発見。こんなもん発見するくらいならオウムガイを見つけたかった・・・。
「ドクロマーク」「DANGER」「POISON」・・・幸い中は砂と石が詰まっているが。
砂浜奥のアダンの繁みにひっそり佇んでいた。


04年12月:沖縄県:渡嘉敷島







玩具漂着
2004年秋から冬にかけ、沖縄〜八重山に大量漂着した、コカコーラのシロクマ選手団をはじめとする玩具。

この他、MIREとかいう中国製のシューズが多く打ち上げられており、おそらくYukisanさんの書かれていたのはコレだな、と、すると、同じ荷ならシロクマさんは中国。北京オリンピック協賛なのかアテネなのか・・・等と考えてみました。ちなみに、こちらではサッカー4個、バーベル1個、バスケ2個、聖火1個の計8個。うち、綺麗なのを3個持って帰りました。また、巨大なジュレック(50cmくらい)が打ちあがっており、裸のあやしい、バービー人形の他に、トイストーリー的な漂流物が多かったのは、このジュレックの登場物だったのか・・・と、納得しました。

<b(包まれてたビニールの文字の翻訳)< />
この前から気になっていたので とうとう先生にお尋ねしました。

{警告: 窒息の危険、あなたの範囲の外のこの株式市場が飲むMIANTENER、およびNINOSを避けてください。 それは揺りかご、COGNEOが囲いに入れるベッドで使用される必要はなく て、この株式市場はおもちゃではありません。}

上はスペイン語から英語、英語から日本語に自動翻訳させた結果です。オカネを必要としない翻訳サービスはこの程度でしょう。株式市場と訳されたのが、問題のブツですね。

{おもちゃではありません。飲み込むと窒息の危険がありますから、赤ちゃんや幼児の手が届く場所におかないでください}という意味です。英語なら完璧な先生ですがスペイン語は断片しか分からないという事で翻訳サイトで調べてくださいました。


以上、Tiaraさんよりご返事を頂きました。ご協力どうもありがとうございました。また翻訳をしていただいたMyMy先生、どうもありがとうございました。しっかし、この人形がおもちゃでないとしたら、この人形のお腹の中にもしかしたら「麻○」が隠されているのか?スペイン語を使う南米諸国。メキシコ・コロンビア・エクアドル・・・う〜〜〜〜〜む、あやしい、あやしい。

最近のバービー人形と思える裸体は、首だけとか足だけとかになってきていて、いつかの「南極2号」ほどではないが、やっぱ、キショイ。
04年11〜12月:沖縄県:沖縄県北部、渡嘉敷島

コーラのシロクマ等大量玩具漂着について詳細は磯顧時記










だっち
大人の玩具:南極2号ちゃんと記念撮影; 渡嘉敷島:越島隊だからといって持参したわけではない。念のため。越冬隊とちがってここは暖かい南の島なのだ。しかし、こいつが打ち上げられているのを見た時は、「とうとう越島隊でも人の死体を発見したか!」と思った程、顔がリアルに砂から出てたので、屋久島以来の一大事、また殺人犯人扱いされるのか・・・と思ったが、近づいてみたら笑った笑った。俺は今までテレビのコントでしか見た事がなかったが、まさか、こんな健康的な磯乞食でお目にかかろうとは!な〜んか汚い感じがしたがとりあえずは有名人だから記念撮影しておかないと・・・    ※※※※caution! 絶対に俺のとちゃうで〜(いや、ムキになるところが怪しい)違うっつ〜の!




isi 俺?
右写真;石のおじさん(ドルハルバン)  :これが流れ着いていたのを発見した時は、モアイににているのできっと大平洋の何処かの国で「ギヤマンの壷」として高貴な人が丁重に扱っていたものが、何かの事件で海に落ちてここまで流れついたに違いない、と、ほくそえんでいたのだったが、ある日、新聞の旅行業者の広告に「韓国のリゾートアイランド、済州島へ行こう!」という文字の横に「石のおじさん」と書かれたコイツがあるではないか!な〜んだ、こいつは良く流れ着くゴミ、韓国製かい!

96年4月:沖縄県:座間味島

人型の瓶; :おそらくインディアンを模した酒瓶。国名の記入は無かったが、2年後、上司が「これ、おまえに似てるよ。」とちゃかされたのがこの瓶で、たまたま、インターネットで、酒の銘柄を見ていたらあったとの事。やはり南米産であった。俺に似てねぇよぉ!!どっとかというと「はくしょん大魔王」の壺だあよ。船から捨てられた事も考えられるが、非常に長年漂流していたものと思われ、ひどく摩耗している。赤道半流を伝わって黒潮に乗って来たか?



02年:沖縄県:楚洲
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その他の漂着物



modama

写真;モダマ 渡嘉敷島:本によれば西洋諸国の船乗りはこれを航海のお守りにしたらしい。稀に見つける。


ひかげへご

ヒカゲヘゴの幹; 沖縄本島・辺戸:私が収集した中でおそらく一番大きなものとなるだろう。台風後に時折、流れ着いている事があるが、大体がおおきなものばかり。また、朽ちてシュロ様にバサバサになっていたりする。たまたま代車の際に発見、延々約3km担いで持ち帰った後、車で家へ。これでますます引っ越し出来ない。




「愛のココナッツメッセージ」:
毎年恒例、愛知県の渥美町が主催している、石垣島北側からのヤシの実流し。「届け、伊良湖岬へ」と、島崎藤村の唄にちなんで行われている。私もいずれは見つけるだろうと思っていたが、意外にも今日まで見つけられなかった。ようやく発見!椰子の実なら本土ならともかく腐る程あるのであるが・・・・




写真;山羊の骨と瓶玉; 渡嘉敷島:渡嘉敷島の茂みは野良山羊の生活圏。たまに白骨が打ち上げられます。


世界各国からの漂着物


>漂着瓶玉の世界




ウミイグアナ
写真;ウミイグアナの死骸ガラパゴス;サンタクルス島: ガラパゴス諸島はウミイグアナの宝庫。たまに浜に打ちあがっている。99年
シードラゴン
写真;打ちあがっていたシードラゴンの干物 2000年、オーストラリアのロットネスト島で拾ったシードラゴン。拾っ時は口先は完全だったのだが、日本へ帰る迄に砕けてしまった。ちなみに海草だらけの海中には見つけきれず。
とぐろ 
トグロコウイカ:西オーストラリア州・ロットネスト島島の浜に打ち上げられていた中で最も多かったもの。図鑑によると世界中の暖流に生息しているらしいが、日本ではまだ見かけたことは無かった。それにしても沢山打ち上げられていたなぁ。まるでヤスデの死骸が大量漂着しているようできしょい。わずか3cm程度の小さなものであるが、それぞれがオウムガイのような隔壁構造になっているのがずごい。<3・>
Palauでの収穫


あじろ?
:; オウムガイ以外で唯一の日本で拾えない?貝を発見。残念ながら色褪せているのが惜しいが,形は完璧。沖縄の雑魚貝,アジロイモと似るが,模様がツボイモに近く,大きさも5・以上で大きい。しかし,ソウジョイモの模様とは細かい横縞で成り立っているところから,アジロもしくはナガアジロイモに近い。しか〜し,形はナガアジロ型よりふつうのイモガイ風。なんなの?

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